澄んでひんやりした風が通り過ぎ

庭先に大事に育てた3色の梅の花が

ほころび始めました。

仏の道を進んだらその先には、

母が笑顔で迎えてくれるでしょう。

父を見送って、たったの1週間の出来事に

みんな、ただただ、呆然としています。

あんなに元気で気丈にふるまっていたのに。

「お父さん また 一緒においしいお茶を飲みましょう

孫たちも立派になって もう役目は果たしましたね」

柔らかな春風にのって、もう迎えに来たのかと

仲の良かった二人の姿が青空に浮かんでいます。

 

孫が社会人になった時、2人からこんな手紙が届きました。

「厳しいこと言ってくれる人程、大切にしなさい」

それは、普段優しい言葉をかけてくれる人は、

苦境に立った時助けてくれず、

厳しいことを言ってくださる人ほど

手を差し伸べてくれた。

おじいちゃんとおばあちゃんから、

社会に向けての貴重なアドバイス。

人生って、めぐり合いって不思議だね。

人との出会いが折りだす模様はどれだけ多いか

その中で二人が出会い 僕らが生まれた。

互いが出会い、離れても、また引き寄せられる

人生は「糸」のよう、人はそれを幸せってよんでいます。